「ゆで卵」は簡単な料理ですが、意外と殻むきに苦戦している方が多くいらっしゃると聞いて、今日は一番簡単にゆで卵の殻がむける作り方を伝授したいと思います。
【ゆで卵の簡単な作り方】殻がむきやすい茹で方
①鍋にお湯を沸かす。
②お湯が沸騰したら、冷蔵庫から生卵を出して鍋に入れる。(中火)
※卵を常温に戻す必要はありません。むしろ冷たい卵をすぐに入れてください。
※黄身がしっかりしたゆで卵を作りたかったので、13分茹でました。
③茹で上がったら、一度お湯を全部捨てて鍋に水を入れる。
④鍋に入れた水はゆで卵の熱でぬるくなるので、全部捨ててもう一度水を入れ直す。
⑤水に浸けたまま3分間放置する。
水に浸けた時に3分以上放置しないでください。長く水に浸けると殻がくっつきます。
⑥3分間経ったら、すぐに卵の殻を剥く。(この時にゆで卵を触ると少し温かいです。)
私はいつもゆで卵の殻をむく時は、真ん中をぐるっと一周テーブルに打ち付けてヒビを入れます。
そして真ん中の殻を先にむいて、後から上下をそっと外します。
薄皮が白身にくっつくことなく、殻と一緒にむけていることがわかるでしょうか?
4つ全部キレイに殻がむけました。
事前に殻に穴をあけない、氷も要らない、容器に入れて振ったりする必要もありません。
シンプルな工程ですが、たった3分水に浸けるだけでキレイにつるんと殻がむけますよ。
ゆで卵のマヨネーズ和えを作る時に便利なアイテム
サンドイッチに挟む「ゆで卵のマヨネーズ和え」ですが、今まで包丁で刻んでいました。
それよりもっと便利なアイテムがあるので、それを紹介します。
これがあれば、包丁もまな板も必要ありません。
自分で刻むより、きめ細かい仕上がりになります。
蓋つきなので、このままマヨネーズで和えて冷蔵庫に保存可能です。
ゆで卵の殻がくっつく理由
産みたての卵の白身には、にわとりの体内でできた二酸化炭素が多く含まれています。
卵を茹でると、その二酸化炭素が熱で膨張し、白身を殻に押し付けるのでくっついてしまいます。
それを解消するために、熱湯に冷蔵庫からすぐ出した卵を入れ、茹で上がったらすぐに水に浸けることで、温度差で中身だけが縮まって隙間が出来てむきやすくします。
ゆで卵を綺麗に包丁でカットする方法
ゆで卵を包丁でカットすると、白身の断面に黄身がついてしまい、見た目が残念になることはありませんか?
それをあるものを1つ使うことで、キレイにカットすることができます。
そのあるものとは、ラップです!
包丁にラップを巻きます。
何重にも巻かなくても、ラップの間に包丁を挟むだけで大丈夫です。
ラップのお陰で、カットした時に黄身が包丁につくことを防げます。
黄身がボロボロになることもなく、白身の断面もキレイにカットできました。
ゆで卵の時間と固さ
今回はしっかりしたゆで卵を作りたかったので13分間茹でました。
半熟卵にしたい場合は8分間など、時間を調整しましょう。
以下の表はゆで卵の茹で時間と出来上がりの固さの一覧表です。
6分 | 黄身は全体がとろりと流れ出る。白身もやわらかい。 |
7分 | 半熟。黄身は外側が少し固まり中心部はとろとろで流れ出る。白身はやわらかく固まっている。 |
8分 | 半熟。黄身は外側が少し固まり、中心部はやわらかく、切ると少しだけ流れ出る。白身はやわらかく固まっている。 |
9分 | 黄身の外側は固まり、中央は全体的に色鮮やかでねっとりと固まり流れ出ない。白身は程よく固まっている。 |
10分 | 黄身は全体的に鮮やかな黄色で火が通りすぎていない状態。黄身の外側のみ白っぽく固ゆでになっている。白身はしっかり固まっている。 |
11分 | 黄身の中心部のみ鮮やかな黄色が残っているが、その他は白っぽい固ゆで状態。 |
12分 | 固ゆで。黄身全体が白っぽくなり、しっかり火が通っている。 |
13分 | 固ゆで。黄身も白身もしっかり火が通っている。 |
ゆで卵があればサラダもご馳走になったり、煮卵やタルタルソースも作れます。
この世界一簡単な方法で、美味しいゆで卵を作ってみてくださいね。